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フェニックスカントリークラブ

2019年夏

羽田からJAL〇〇便に飛び乗り、宮崎の名門ゴルフ場、フェニックスカントリークラブへ。ゴルファー憧れの地に行くことが出来ました。ただ、参加したこのツアーは、3日間で3.5ラウンドという、ゴルフ好きなら誰もが、一度はやってみたいと思う贅沢でもあり、また体力の限界にも挑戦するという過酷な一面もありました。そんな贅沢兼過酷なツアーにゴルフ歴はそこそこの50(女性)が参加させていただきました。

憧れの地フェニックスカントリークラブ

 フェニックスには高千穂・住吉・日南と3つのコース27ホールがあります。ダンロップフェニックスで使用されるのは高千穂・住吉のチャンピオンコースです。ゴルフ歴そこそこ、スコアは人に迷惑をかけない程度の私は、人気のチャンピオンコースを指定するのは、おこがましいのでコースはお任せにいたしました。(本当は有無を言わさず指定なしでしたけどね)上手な方は、チャンピオンコースへ。

名門コースの殆どが歩きでのプレーとなります。フェニックスも勿論カートになど乗車しませんから、1日目18ホール、2日目27ホール、3日目18ホールと自分の足で歩かなくてはいけませんでした。飛ばない分曲がらない私は大丈夫でしたが、右に左にボールを曲げてしまうと、その分歩く距離も伸びます。そして、フェアウェイを外すと黒松達が待ち構えています。一度入ったら抜けるのが大変です。大体の人が、木にカコーン・カコーンと当たってしまいます。隙間を狙ってもそう簡単には行かないのです。スコア80台くらいの方は、そうそう林には入れないので安心出来ますが、たまに入ってしまい、グリーンを狙ったりすると、木に当たり後ろに飛んできたりしますので、充分注意が必要となります。打ったボールに当たったら、もう2度とゴルフは出来ないかもしれませんから。それとコースを外れそうになるとファーっと大きな声でキャディさんが叫びますけど、何処から飛んでくるのか分からないので、あれも怖いですよね。

何故ファーというの?
ファー!は英語で【fore】前方という意味です。
キャディさんが、前の組や隣のコースでプレーしている人たちに「ボールがそっちに行くから注意してください!」と教えています。自分の方に向けて声が聞こえたら頭を抱えるなど、まずは用心してください。
勿論セルフプレーの時も打球がコースを外れそうなら、大きな声で『ファー!』と叫んで注意を促してくださいませ。
ゴルフの大切なマナーの一つですのでよろしくお願いします。

フェニックス名物ホール

2日目は1.5ラウンド、なので3つのコースを回ります。

住吉13番ホール332ヤードPar4 左ドックレック、プロはワンオンを狙う名物ホール。林越えキャリー280ヤードを2013年では池田勇太プロがワンオンをしています。飛距離に自信がある人はワンオンチャレンジしたいことでしょう。私はというと、取り敢えず真っすぐ打って、2打目をグリーン手前に有る6つのバンカーに入れないように祈るのみです。グリーンの左右にもバンカーかあり、このホールだけで8つもバンカーが・・「どんだけバンカーが好きなんだ」っと思いながら、56℃も手放さずグリーンに向け歩いて行きます。フェニックスのバンカーは顎か高くて、入ると一打では出せない場合があるので、出来るだけ入れたくないと思いますが、意識すると何故かバンカーに吸い込まれてしまいます。ゴルフって本当にメンタルスポーツです。池があると思うと池ポチャになりますし、普段なら越えていける距離なのに不思議なものです。池を越えて真っすぐに飛んでいくという様に良いイメージを連想する様にと聞きますが、なかなか難しいです。

一緒に回っている人で、「今のショットは良いですよね~」と自分のプレーを肯定できる人がいます。はっきり言うとそんなに良いショットでも無かったんですけど・・()でも、ポジティブな人は、上達するのも早いですし、ミスショットをしても不機嫌にならないので、一緒にラウンドしても気持ちが楽です。私も見習わなくてはと思います。フェニックスではスループレーが出来ませんでしたので、9ホールを終えると休憩を挿みます。1ラウンドを終え2回目の休憩の時に甘~いものをいただきました。疲れた時の甘いものは、次のハーフに向けたエネルギーとなりました。抹茶パフェなんてロゴが入っていて素敵!(二つは食べていませんよ)

フェニックスに行かれた際は是非食べてみてださい。成績はというと、まぁそんなもんかなっという感じです。住吉の2番ホールPar3の池越えで苦しみ。日南コースの5番ホールPar4の真ん中の松に捕まるという試練を乗り越え、3.5ラウンドを無事に乗り越えられた喜びと名門コースを堪能した貴重な三日間でした。

 ただ、一つちょっと愚痴を言うなら、レディースティーとレギュラーティーの差が殆ど無いということ。名門コースはパフェのようには甘くなかった!

 

日向灘に面し、黒松林によってセパレートされた高千穂、住吉、日南の3コース・27ホールから構成されているコース。
深いガードバンカーのほか、シーサイド特有の海風、空中のハザードにもなっている松の木。
そして、国内では稀少な洋芝など、戦略性に富んだ日本が誇るコースです。

● 開場日:1971年3月24日
●コース規模:27ホール / 10,262ヤード / パー108
●設計・監修:大橋剛吉、大橋貞吉
●グリーン芝:ペンリングスベントグラス(ベント芝)
●コース面積:990,000㎡

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