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ポメラニアン

先月、我が家にわんこがやってきました。まだトイレの失敗があるのと、歯が生え変わる時期なのであちこち噛んで目が離せません。でもわんこがいると家の中に活気が生まれますね。

わんこを迎えたら最後まで看取れますか

正直、50代半ばからわんこを、特に子犬を迎えるのはどうかな・・・と思っていました。わんこは15年前後、あるいはそれ以上寿命があります。我が家のわんこが寿命を迎える頃は、私はもしかしたら70代くらいかもしれません。人間と一緒でわんこも歳を取ってくると、動物病院のお世話になる機会も増えるでしょう。年金で暮らしていたとしたら、わんこに充分な治療を受けさせてあげられるだけの余裕が果たしてあるのでしょうか。

14歳まで生きた我が家の先代わんこも加齢とともに何回も動物病院のお世話になり、治療費も相当かかりました。ある日から頻繁に下痢するようになり動物病院で診て頂いたら肛門に腫瘍ができていて、老犬なので手術に耐えられないと獣医さんからお聞きし、そのうち四六時中下痢するようになりました。家の中は異臭が漂い、下痢のたびにお尻を洗ってという日々が続きました。

わんこの介護は、そのわんこによってそれぞれ違います。でもわんこの介護にも飼い主にお金と、体力と、気力がないとやっていけないと実感しました。

子犬を迎えた理由は

そんななか、わんこを迎えることになったのは娘が飼いたいと言い出し、わんこ費用は全部娘が出して最後まで娘がお世話をしていくと宣言したからです。

リモートワークが増え、コロナ禍の前よりもわんこの価格が1.5倍に高騰しているとのニュースを見ました。今までわんこがいる生活に憧れていても昼間は会社勤めでなかなか踏み出せなかった方や、自宅に籠もった生活に癒しを求めたいという方が多いのでしょう。その一方で、飼い始めたらトイレトレーニングが進まなかったり、マンションで夜中に吠えたりして「こんなはずじゃなかった」と、短期間で保護引取りを相談する人が少なくないとのニュースも見ました。

我が家の娘もリモートワークがきっかけです。今も週のほとんどを家で過ごしているため相棒が欲しくなったようです。サークルを2つ用意し、ひとつは娘の部屋、ひとつはリビングに置いています。娘の仕事中と就寝時は基本的にわんこは娘の部屋にいて、人間の食事時間や入浴時間はリビングにわんこを連れてきます。娘が外出する時はリビングでわんこを預かり、まだおトイレが完璧にできないため家族の誰かがペットシッターをしています。

娘がいつか家を出るようになったらペット可のマンションに住んでサークル1つはもっていってもらって、もうひとつのサークルは我が家に置いておき娘が旅行に行く時はわんこを預かる、なんて話をしています。

50代なら成犬を視野に

50代からわんこを迎えるなら成犬を検討する選択もあります。しかし、日本のペットショップに行くと、販売されているわんこは6ヶ月未満の場合が多いです。

欧州ではブリーダーや、動物愛護団体等のシェルターからわんこやにゃんこを迎え入れるのが一般的だそうです。米国・カリフォルニア州でも2019年から犬、猫、ウサギは保護動物のみしか販売してはいけないという法律が施行されています。

日本でも動物の保護、譲渡をしているNPO法人などの団体、個人の方が各地にいらっしゃいます。インターネットで「保護犬 お住まいの地域」で検索してみてください。訳あって飼えなくなってしまったり、繁殖犬として子供を生み続けたり、多頭飼育されていて満足にお世話ができていなかったところから保護されたりといった様々な事情を抱えた保護犬たちを探すことができます。

 

50代でわんこを迎えたいと考えている方は、ご自分とわんこの将来を熟考のうえ決断していただけたらと思います。

 

 

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