Pick up
香港

香港在住のBaguseさんより香港の離島情報をいただきました。
香港もコロナワクチンの接種が始まったそうです。
早く自由に旅が出来る日が来ることを願っています。
旅に行けるようになったら、いつもと違う香港の離島に足を延ばすのも良いかもしれませんね。

香 港 の 離 島

香港の人々は海外旅行が本当に好きだ。ある調査によると、平均で一人年間45回は海外旅行を楽しんでいるそうだ。ちなみに、香港から台湾までは飛行機でわずか1時間45分、タイのバンコクやフィリピンのセブ島、ベトナムのホーチミンまではおよそ2時間45分と、東アジアや東南アジアの各都市やリゾートへのアクセスが抜群。しかも、通常(コロナ禍以外)なら、飛行機は選び放題。さすが、アジア屈指のハブである。

その一方、日本のように、東京から京都へ新幹線で行く、あるいはクルマを運転して秘境の温泉へ行くなど、日本では当たり前の国内旅行の概念が、香港にはほとんどない。なにしろ、東京23区の2倍の面積という狭いエリアだからしょうがないけれど。

なので海外旅行が自由にできない香港の人々は、いろいろ工夫を凝らして旅を楽しんでいる。離島への旅もその一つだ。離島といってもフェリーでわずか1時間ぐらいの小さな旅だが、実際にフェリーに乗ってみると、なんとなく遠くへ行くような気分に浸れるから不思議。昨年以来、休日の離島行のフェリーはまさに密状態だ()

いくつかの離島の中でも、長洲島とラマ島、坪洲島が人気だが、個人的には長洲島がお気に入りだ。長洲島へは香港島の中心、中環(セントラル)から高速フェリーで45分ほど。高層ビルはひとつもなく、自動車は警察車両だけなので、島での移動はレンタサイクルか徒歩のみとなる。島全体にのどかな漁村の雰囲気が漂っているので、ふらりと散策するだけで開放的な気分になる。

 

フェリー乗り場から歩いて5分のところにある北帝廟(Pak Tai Miu)は見どころのひとつ。1783年、この島で流行した疫病を鎮めるために建てられ、屋根の上に載る彫刻と鮮やかな色使いが見事。また、島の東海岸には香港でトップ5に入るとされるビーチ、東湾(Tung Wan)があり、ビーチ沿いには小ぢんまりとしたレストランやバーもある。

 

アイランドホッピングというお洒落な感じではないけれど、のんびりとした雰囲気漂う香港の島々を巡ってみるのも、意外に楽しいな。

 

おすすめの記事