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食品の期限

こんにちは!
8月も半ばまできましたが、連日の猛暑の中皆様如何お過ごしでしょうか?
私は暑さのあまり完全に溶けてしまっている状態です。
連日、熱中症での緊急搬送のニュースも報道されています。皆様も十分に水分・塩分・睡眠を確保して、熱中症にならないようにしましょう。

さて、熱中症も怖いですが、食中毒も怖いシーズンです。猛暑もあり食べ物も傷みやすい時期です。
ですので、今回は賞味期限と消費期限について、少しお話をしたいと思います。

消費期限と賞味期限について

今回、こちらを話題に挙げたのは、意外とこの二つの違いが知られていないことが多いからです。最近ではニュースやバラエティ番組で紹介されることもありますが、何となくで解釈されている場合が多いと感じます。
ではその違いをざっくりと言ってしまうと、

賞味期限は美味しく食べられる期間についてで、消費期限は安全に食べることができる期間を表しています。

詳しくは以下のようになります。

前提条件
  • 決められた方法で保存されていること
  • 未開封であること

    ※保存方法が逸脱した場合は想定されていなく、また開封した場合は概ね23日程度、保存状況によっては1日持たず品質が劣化する場合があります。開封後のものは、期限に関係なく早めに消費しましょう。

    ★商品の状態、保管場所の状況等、複数要因に左右されるため、明確にいつまでとは明言できませんが、開封後12日を目安に消費しましょう。
    また、匂いや味、見た目に違和感がある場合は消費するのはやめましょう。

    消費期限

    上記前提条件が守られている上で、記載されている年月日まで「安全に食べられる期限」のこと。概ね5日以内の日持ちのものが表示されます。お弁当や総菜、調理パン、生菓子など。
    ※消費期限が切れたものは、飲食を控えましょう。

    賞味期限

    記載されている年月日まで「品質が変わらず美味しく食べられる期限」のこと。
    期限が切れる=食べられない、ではありません。
    メーカーにもよりますが、おおよそ0.8~1.0の安全率が計算されており、賞味期限はリスクを考慮して短めに設定されています。
    したがって、重要なのは期限は目安と捉え、色やにおい、味などをチェックして異常がないかを判断することです。
    以下の表は、農林水産省ホームページに記載されているイメージ図になります。

    賞味期限と消費期限

    イメージの参考にして下さい。

    まとめ

    ・消費期限を超えたものを食べない。
    ・賞味期限は美味しく食べられることの目安。
    ・期限に関わらず五感で確認する。
    ・記載された保管方法を守る
    ・開封後は12日で消費する

    もったいない

    少し長くなりましたが如何だったでしょうか?
    元々日本は食料自給率が低いのと、食品のロス率が非常に高く、市場に出回っているものの約半分近くが廃棄されている問題があります。
    消費期限、賞味期限と上手に付き合うことは、食中毒の防止や、こういった食品ロスを減らすことにもつながります。また捨てるものが減ればお財布にも優しいです。

    消費期限切れのものを無理して使うのはNGですが、賞味期限を上手に使わないのはもったいないです。消費期限、賞味期限の意味をよく理解し、体にも、環境にも、お財布にも優しく飲食されては如何でしょうか?

     

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