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【香港だより】新型コロナのワクチン接種状況

Baguseさんより香港だよりが届きました。50代のBabuseさん、香港のコロナワクチン接種は日本より進んでいるようです。

香港ワクチン接種

 

 

全体の10%以上の市民が二回目を接種

香港での新型コロナワクチンは、シノバック(中国製)とビオンテック(日本で言うファイザー製)の二つから選択できる。2月下旬から高齢者を対象に接種が開始されたが、副反応などからワクチンの接種を躊躇する人が多かったため、接種年齢はすぐに下げられ、いまではシノバックのワクチンは18歳以上、ビオンテックは16歳以上の接種が可能だ。5月中旬までに約1168000人が1回目の接種を受け、2回目のワクチンを接種したのは約788000人。香港の人口は約750万人なので、10%以上が2回の接種を受けたことになる。政府は接種をさらに推進したい意向があるが、今のところ市民の反応は鈍いというのが、私の率直な感想だ。

日本と違う予約方法と副反応

ワクチンを接種する場所は、コミュニティセンター(東京や大阪に開設された大規模接種センターみたいなところ)や大きな病院など。日本とは違い香港のワクチン供給量は豊富なので、4月中旬にありがたくビオンテック製の1回目を接種させてもらった。予約はオンラインで実にスムーズ。専用のサイトにアクセスしてID番号などの個人情報や、接種したい会場と時間を入力するだけでOK、とにかくシンプルで簡単なのだ。

さて、1回目接種後の副反応だが、接種10時間後ぐらいから接種した腕の痛みが出始め、翌日は腕を上げると痛みを感じた。これまでの予防接種では感じない痛みだったが、これは想定内。私の周りの接種した人すべてに現れた副反応だ。情報によると2回目のほうが副反応が強いと言われていたので、3週間後に行った2回目の接種前は少しナーバスになった。実際、接種翌日の朝には38.5度を上回る発熱と背中の筋肉痛があり、夜の8時ぐらいにようやく熱は37度台に。そして不思議なことに、次の翌朝は前日の発熱が嘘のように36.4度の平熱になっていたのだ。身体もすっきり快適だった。

2回目の接種からすでに2週間が経過しているので、無事に抗体はできているはずだ。ワクチン接種により、新型コロナに対して安心感が生まれたのは事実だが、油断せずにこれまで通りのコロナ禍の生活をしていこうと思う。

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